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この度、弊社GPS首輪発信器GLT-02およびGLT-03について商品改良を行いました。
この改良により、GPS測位時の消費電力の大幅な削減を実現し、その結果、位置データを高頻度で取れるようになります。
今回の改良によりGPSの測位回数を大幅に増やすことができます。
例えば、ニホンザル被害対策では、従来の1年間の運用では、1日に8回程度しか測位できなかった位置データを30分間隔の1日48回で、測位できるようになりました。また、基地局と組み合わせることで、高頻度の位置データを24時間受信・更新が可能により、リアルタイムに近い形で監視可能になり、効果的な追払いなど地域の鳥獣被害対策をサポートします。
また、ニホンザルだけでなく、ニホンジカなど調査対象動物の分布域だけでなく移動経路といった、より詳細な行動パターンを調査できるようになります。
Battery Low時のGPS測位停止機能の削除
GPS測位の動作電圧が低下するため、BatteryLow状態でもGPS測位を行えるようになります。
Battery Low電圧:2.75V以下
GPS含む動作ストップ電圧:2.1V以下
最低衛星捕捉数の変更
この度の変更により、実際に見えている衛星数にかかわらず、衛星の最大の補足数が12個に減少します。そのため、標準設定では、 最低衛星補足数を5から4に変更いたします。
代表的な設定例と電池寿命は以下の通りです。
GLT-02
GPS 48回/日 ビーコン 5秒 × 6時間/日 → 383日
GPS 24回/日 ビーコン 3秒 × 12時間/日 → 393日
GPS 12回/日 ビーコン 3秒 × 6時間/日 → 750日
GLT-03
GPS 96回/日 ビーコン 3秒 × 12時間/日 → 420日
GPS 48回/日 ビーコン 3秒 × 24時間/日 → 479日
GPS 48回/日 ビーコン 4秒 × 12時間/日 → 734日
設定ごとの電池寿命については、
以下のリンクよりアクセスいただきご確認ください。
GLT-02
Mサイズ:9月下旬~
Sサイズ:9月下旬~
GLT-03
Lサイズ:9月下旬~
Sサイズ:9月下旬~
上記スケジュールは、2023年8月時点での見込みのため、今後、変更になる可能性がございます。
上記スケジュール以前に、現行品のご購入をご希望の方はご相談ください。
サル被害対策、シカ被害対策などでGPS首輪発信器に、ご興味ございましたら、お気軽にご相談ください。
サーキットデザイン 営業部
動物トラッキンググループ
TEL. 0263-82-1024